近鉄百貨店

 近鉄百貨店は21日、阿倍野新本店への集中投資と枚方店の閉鎖を柱とした構造改革を発表したというニュースを聞いた。
 閉鎖される枚方店は周辺の商業施設との競合で売り上げが半減、老朽化した施設の改修も重なり閉店することになったそうだ。
 枚方近鉄は、私が結婚して枚方に住むようになった直後に京都の丸物百貨店の後を受けて少し改修して開店した。その後、6年前に今の家に引っ越すまでの30数年に渡り私の最も親しい百貨店として存在してきた。 
 仕事に疲れた勤め帰りや友達との語らいの時のモロゾフの1杯のコーヒー、洋服やバック、靴などの品選び、贈答品の購入などなど、近鉄枚方店はわたしの生活に欠かせない大切な場所だった。
 今は、近くに近鉄生駒店があり、交通が便利な阿倍野店もよく利用するようになったが、心の中では枚方店が何と言っても最も親しい百貨店なのである。その枚方店が閉店となり、何ともいえず寂しい気持ちでいっぱいである。