父の本 「あしあと」 を読む

 私の父は大変な読書家で、また文を書くのも上手な人でした。
 若い頃から1日も欠かさず日記をつけていました。 沢山の日記帳は残念なことに無くしてしまいましたが、今は亡き妹正子がそれを形にして残そうと1冊の本にしてくれました。それが「あしあと」です。
 父は明治45年、富山市桃井町で生まれましたが、その桃井町から始まり母との結婚、3人の子供、孫たちのこと、そして母の死の悲しみまで、父のほとんど一生が日記をもとに綴られている。
 私がこの世で一番尊敬する父母のことを、よくぞこのような形で残してくれたと、今はただただ妹に感謝しています。
 この本は平成7年に作られたが、貰った時はさっと読んだだけだったので、今回丁寧に読んで、父母を忍びたいと思っている。