携帯電話受難

 昨日の神戸行きの途中で携帯電話を忘れた。それは、大阪駅北の構内に小さな喫茶があるが、そこでジュースと簡単なサンドウィッチを食べた時のことだ。
 電車に乗り遅れたらいけないと思って、携帯を広げてテーブルに置いていた。電車の時間になり、急いでホームに行ったが、その時携帯を忘れたらしい。
 私は神戸に行ってから気づいて、すぐにさっきの喫茶店に電話した。店は10時まで開いているとのことなので、神戸の勉強を済ませ、9時20分頃行ってみると、携帯は「忘れ物預かり所」にあるとのこと、そこは8時に閉ったとのことで、昨日は諦めて帰ったのだった。
 今日、その携帯を取りに大阪駅に行った。広い大阪駅の、喫茶店とは対角線になる西のはずれに、その「忘れ物預かり所」があった。
 昨日、そこに預けると、聞いておれば良かった気もするが、忙しい時間に、こんなに遠くまで届けてくれたのかと、感謝の気持ちでいっぱいになった。
 お礼方々、今日もその喫茶店で一服した。携帯を返してもらったお礼をいうと、若い店員さんも嬉しそうだ。

 そんなわけで、私の携帯電話は昨夜、大阪駅の「忘れ物預かり所」で一泊したのだ。