読む楽しさ

今日の合評は森脇さんの「よく晴れた日のアナロジー」と森田さんの「彼女は待っている」だった。
よく晴れた日のアナロジーは134枚の大作で、いつものように私の大好きなお洒落な小説だ。フランスの青年ロンは日本の青年に少ない優しさを持っている。「彼女は待っている」は他人から見れば理想的な夫や娘を持っている女が自分には堪え難く、自分に合う生活を探していると思う。2作品とも読みごたえのある素晴らしい作品だった。