太宰治の「桜桃」

 今日は神戸の会で、太宰治の「桜桃」を読んだ。太宰治が自殺する前に書いた、一番最後の作品。自殺せざるを得ない状況、自殺する理由、自殺する言い訳……私にはそう読めて、悲しくてたまらなかった。
 太宰の作品は、「走れメロス」を読んだ時、つまらなくてそれ以来読んでいない。でも今回、やっぱり太宰を読もうと思ってうちの本棚を見るとちゃんとあった。読む機会が出来て、本当によかった。

 森田さんの「着ぐるみの恋人」は1日の出来事を100枚の原稿用紙に綴った若い2人の恋物語。大学を出ても着ぐるみのアルバイトしか出来ない主人公にピンクのウサギの彼女ができた……。
 すらすらと文章が続いて、羨ましい。