奈良の整骨院へ 

 


1年ほど前に親指をつき指した。
その時は整形外科にかかって、湿布を貰い治療した。腫れが引いたが痛みがずっと続いていた。 親指1本でも使えないと非常に不便だ。どこかで診てもらいたいとずっと思っていた。
整形外科か整骨院か、どちらが良いだろうかと迷いつつ、1年が過ぎた。
 最近、親指の第一関節がカクカクし始めた。ほおっておいたらいけない。私は焦り始めた。
 
 そして今日、インターネットで調べた。突き指にはテーピングが効くらしい。テーピングってどうやってするの? やっぱり医者に行くしかない。
 インターネットに、突き指について詳しく書いている整骨院の先生が出ていた。この先生に頼もう。
 
 私は電話で聞いた通りに奈良へ出かけた。阪奈道路で30分かからないで着いた。

 親指の付け根の関節がずれていた。そのために腕全体の筋肉に痛みやコりが出ていた。低周波で痛みやコりを緩和し、筋膜マッサージをしてもらった。そして、親指と手首にテーピングをしてもらった。左手が随分楽になった。
 1週間に2回程度、1ヶ月通うことになった。

 帰りに、唐招提寺薬師寺近くの私の大好きなお店、「草ノ戸」に寄った。薬草料理「やくじき」や「けんずい」弁当を食べることができる。
 萱で葺いた家を「草ノ戸」と言い、「入母屋造り」で、萱葺き屋根の上には「堅魚木」や「烏おとし」の竿を乗せ、妻の片方の落屋根に「煙出し」を持つ大和棟の形式を留めている。

 私は昼食後だったのでアイスコーヒーを飲みながら、向田邦子氏の「かわうそ」を読んで休憩した。