シンプルに生きる

 今月は30日が無いので26,27日がイオンのお客様感謝デーである。それで、久しぶりにイオンに行きゆっくりした時間を過ごした。カーテン生地を物色したり食器類を見て回ったりしてから旭屋書店の喫茶コーナーへ。ジンジャーエールを飲みながら本を読む。いつもは300円のジンジャ―エールが、感謝デーで250円だった。
 ドミ二ック・ローホ―著、原秋子訳「シンプルに生きる」という本が気に入ってしまい購入してしまった。
 
 私はどちらかと言うと物欲が強い方で、欲しい物が見つかるとどうしても欲しい。そこでお財布の中身と欲しいものとを天秤にかけて「買う」「買わない」と思い悩むことになる。今回もこの本をレジへ持っていこうとしたり、棚に置いたり、その挙句、本を持って隅にある喫茶コーナーへ。ジンジャーエールを飲みながら思案する。
「買わない」気持ちが負けて「どうしても私に必要」の気持ちが勝って本を購入。結果、我が家に物が1つ増えて、シンプルに生きることに逆行したかもしれないが、これからこの本の内容で勝負すればよいのだ。
  
 「物質的な豊かさこそが、人生そのものであり存在の証」
わたしたちは、無意識にそんな考えにとらわれて、ついつい消費し、購入し、物をため込み、蒐集してしまいます。そして結局は、ものへの欲望に縛られ、重みに押し潰されそうになり、あふれんばかりのものの収納に追われる毎日を送ることになってしまう……。
 不要なものを捨てて、ものから自由になることで、こうなりたいと願う自分に一歩近づくことができます。
 ものがありすぎて、生活空間が圧迫されていませんか?
 なんとか居心地のよい部屋にしようと、日々どれだけ片づけや掃除をしていませんか?
 必要なものを探すために、どれだけの時間とエネルギーを費やしていますか?

 ものとの上手なつきあい方を身につけるのが、シンプルで豊かな生活への第1歩です。

 まず、自分が必要とするものの限度をしりましょう。
 どの本を読みたいか、どの映画を観たいのか、どんな服をきたいのか、喜びを与えてくれる憩いの場所はどこなのか……



 私は、まさに自分のことを言っているような文章に、くぎ付けにされてしまったのだった。