向井潤吉展

   
 京都の高島屋へ向井潤吉展を観に行った。高島屋のロビーは草月流の華やかな活け花で飾られ、とてもきれいだったので、思わず携帯カメラで写真を撮った。
 民家を描いた油彩画などで知られる向井潤吉は京都で生まれ、京都市立美術工芸学校、関西美術院で学び、20代の時パリに留学した。戦後、高度成長の中で日本の伝統的な民家が失われていくことに心を痛め、北海道から鹿児島まで全国各地を旅して描いた民家は数千百戸。細部まで丁寧に描かれた沢山の民家は大変素晴らしく本当に感動した。